「おりひめ」躍動に歓声 アジア女子ハンド決勝「迫力の試合、来年も」

西日本新聞

 日本と韓国が頂点を懸けて争った女子ハンドボールアジア選手権。熊本市の県立総合体育館で9日行われた決勝戦で「おりひめJAPAN」は惜しくも優勝を逃したものの、両チームの選手たちの迫力ある全力プレーに、会場は歓喜の渦に包まれた。「さらに強くなって熊本に帰ってきて」。ハンドボールファンやボランティアたちは、1年後に地元で開かれる世界大会への期待を膨らませた。

 序盤、開始からわずか10秒で横嶋彩選手(28)が先制。強豪相手に1点差をつけ前半戦を終えた。真和高2年の西山友侑子さん(17)は、「鋭い角度でスピードも速いボールをゴールキーパーがしっかり止めていてすごい」と興奮していた。

 山鹿市の福川紗希さん(29)は、高校でハンド部の顧問を務める夫太郎さん(30)と一緒に、生後9カ月の長男穣ちゃんを連れて初めて観戦。「ハンドボールに興味はなかったけど、生で見るとすごい迫力で応援もとてもにぎやか」と笑顔だった。

 後半は大きく差を広げられたものの、最後まで意地を見せたおりひめの躍動に、会場から惜しみない拍手が送られた。熊本市南区の会社員一門修さん(48)は「後半流れが変わったのは残念だったけど、世界トップレベルのチームとの戦いは良い勉強になったはず。来年もぜひ見に来たい」。

 決勝戦は当日券も完売し、3087人の観客が応援席を埋めた。大会期間中は延べ約1400人のボランティアが運営を支えた。試合中のコート整備を担った熊本大1年の上久保葉月さん(19)は、「選手にも喜ばれてやりがいを感じた。世界大会の成功にも貢献したい」と1年後を見据えた。

=2018/12/11付 西日本新聞朝刊=

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