広域都市圏に佐々町不参加 11市町、連携事業44件に 佐世保市議会から不満の声

西日本新聞

 佐世保市と周辺市町が2019年度につくる計画の連携中枢都市圏「西九州させぼ広域都市圏」は20日、11市町で形成される見通しとなった。佐世保市議会と佐賀県伊万里市議会が関連議案を可決し、連携協約に向けた11市町議会の議決が整った。参加予定だった佐々町は議会の賛同が得られず、佐世保市議会から不満の声が上がった。

 佐世保市議会は20日の本会議で、市が急きょ提案した佐々町との連携協約議案の撤回を承認し、佐々町以外の10市町との連携協約議案を可決した。

 市は議会運営委員会と総合計画調査特別委員会で、佐々町議会の否決について説明。配布資料によると、19日の本会議で反対討論した議員は「佐々町は他の11市町と課題が違う」「連携することで財政負担が増えると、町行政に支障を来す恐れがある」などと主張。賛成の議員は「連携事業は住民の利益になる」と述べた。

 両委員会の議員は疑問や憤りを口にし、調整役の佐世保市の対応を批判する発言もあった。中島勝利企画部長は「佐々町が抜けるのは痛いが、圏域一体で連携事業を進める状況は変わらない」と話した。

 佐々町の不参加により、佐世保市と佐々町の連携事業1件(小学5年生対象のオーケストラ鑑賞体験)がなくなり、圏域11市町で取り組む連携事業は44件となる。佐々町は今後の対応について「検討中」としている。

=2018/12/21付 西日本新聞朝刊=

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