県立歴史博物館が半年間休館へ 天井の耐震工事 宇佐・国東に特化した施設に

西日本新聞

 大分県立歴史博物館(宇佐市高森)が来年1月4日から半年間、天井の耐震工事のため休館する。開館後37年が経過し、現在の耐震基準を満たさなくなったためで、長期休館は初めて。6月に一部オープンし、全面開館は8月の予定。その後、神仏習合など独特の文化を育んだ宇佐・国東の関連史料に特化した博物館を目指す。

 同館は1981年、国史跡「川部・高森古墳群」近くに県立宇佐風土記の丘歴史民俗資料館として開館。98年には常設展示室などを備える西館を新設、県立歴史博物館と名称変更した。

 2014年の改正建築基準法施行令は、つり天井の耐震規制を新設。同館では、事務室などがある東館のエントランス部分(421平方メートル)と西館の常設展示室(1720平方メートル)の改修が必要になったという。

 同館は耐震工事を機に、独特の神仏集合文化などが息づく宇佐・国東の博物館としての役割を明確化。このため弥生時代以前の史料を県立埋蔵文化財センター(大分市)に移すという。

 年間利用者は17年度約8万人で増加傾向にあったが、リニューアル後は、地域文化を伝える企画展などを催すことで10万人の大台を目指す。同館の小柳和宏館長は「安全で、宇佐・国東の歴史や文化が分かる博物館にしていきたい」と話している。

 博物館の耐震工事について、県は12月、予定価格約1億3080万円(税込み)で入札を実施。応札がなかったため、工事を二つに分けて1月に再入札を行う。

=2018/12/22付 西日本新聞朝刊=

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