がん検査結果を1年3ヵ月放置 熊本大病院 男性患者、末期に

西日本新聞

 熊本大病院(熊本市)は21日、熊本県内の60代男性患者の検査結果を確認せずに放置し、1年3カ月後にがんと判明する医療過誤があったと発表した。

 病院によると、患者は2010年ごろから泌尿器科を受診。昨年2月、尿検査でがんの可能性が疑われ、担当の30代男性医師が別の医師を通じて尿細胞診検査を依頼したが、結果の確認を失念した。今年4月、院内からの指摘で発覚した。

 患者は同5月に進行性ぼうこうがんと判明。転移も見つかり、ステージ4の末期と診断された。現在、抗がん剤治療を受けている。

 男性医師は、電子カルテに検査について記録していなかった。電子カルテには検査結果を確認するよう注意喚起する機能があるが、別の医師を経由したため、男性医師には注意喚起されなかったという。

 谷原秀信院長は記者会見で陳謝し、患者側への対応について「意向を聞いて誠実に応える」とした。

=2018/12/22付 西日本新聞朝刊=

PR

社会 アクセスランキング

PR

注目のテーマ