筑豊に懐かし列車“復活” 直方発着120キロ走行 SL人吉の客車利用100人、旅満喫

西日本新聞 筑豊版

 かつて特急列車もけん引したDE10形ディーゼル機関車がSL人吉の客車と連結した「筑豊・北九州ラウンドトレイン」が22日、直方駅発着で北九州市の門司港や香春町の採銅所、田川市の田川後藤寺各駅などを巡る約120キロを走った。

 客車の50系は1978年に運用が始まり、JR篠栗線・筑豊線(福北ゆたか線)が電化開業した2001年10月初めまで全国唯一の現役として直方-門司港間などを走った赤い車体の「レッドトレイン」と同じ。沿線にとって懐かしい車両が装いを変え、一日限りで“復活”した。

 直方駅出発時には多くの鉄道ファンらが集まり、「よい旅を」と書いた手作りの旗を振った飯塚市の仲島琉生(るい)君(10)=幸袋小4年=は「珍しい列車が筑豊を走り、すごいと思う」と満面の笑みで見送った。

 列車は直方市とJR九州筑豊篠栗鉄道事業部が共同で企画し、約100人が乗車。約7時間の旅の途中、日田彦山線の採銅所駅での昼食は添田町のイタリアンレストラン「ヒシミツ」が「地産地消の食材をたくさん盛り込み、食堂車で食べるイメージでつくった」(中村有美子代表)という特製ランチボックスが提供された。

 いとこと乗車した宮若市の和田一子さん(67)は「特別な列車で筑豊を走るのは楽しい。もっとこんな機会があれば」と要望。同事業部企画課長の油布進さんは「思った以上に人々が集まり、駅がにぎわった。筑豊エリアを元気に盛り上げていくため、各自治体と話し合いながら、今後も企画列車を考えていきたい」と話した。

=2018/12/23付 西日本新聞朝刊=

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