拉致被害者を霧島市が支援 募金と署名簿贈る

西日本新聞

 北朝鮮による拉致被害者や拉致の可能性が高いとされる特定失踪者の家族を支援しようと、鹿児島県霧島市は25日、市役所で募った783人分の署名簿と募金8万9千円を家族に贈った。

 市は毎年、10~16日の北朝鮮人権侵害問題啓発週間に合わせ、本庁舎に署名簿と募金箱を設置。市民に拉致問題への関心を持ち、被害者家族を支援するよう呼び掛けている。

 この日は、市役所で贈呈式があり、1978年8月に同県日置市で拉致された市川修一さん=当時(23)=の兄健一さん(73)=同県鹿屋市=や、1993年6月に行方不明になった特定失踪者の田中正道さん=当時(44)=の妹村岡育世さん(68)=霧島市=ら4人が出席。中重真一市長が「市としても解決に向けて啓発していく。家族との再会を信じて頑張ってください」と述べ、健一さんに募金などを手渡した。

 村岡さんは「一人でも多くの方に署名していただくことが何よりの励みになっている。本当にありがたい」と話した。

 今年は6月に初の米朝首脳会談が開かれ、トランプ米大統領が拉致問題に言及。進展が期待されたが、具体的な動きは出てきていない。健一さんは「時間はかかると思うが、必ず日朝首脳会談につながると思う。今が正念場で、いい方向に向かうと信じている」と語った。

=2018/12/26 西日本新聞=

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