佐賀知事との対話「年末でも年始でも」 新幹線問題で中村知事

 中村法道知事が西日本新聞のインタビューに応じ、3期目に入った2018年を振り返った。県政最大の懸案である人口減。若者の県外流出への対策で「具体的成果が少しずつ見えつつある」と述べ、一定の手応えがあるとの認識を示した。

 2月の知事選では、企業誘致による雇用創出などの実績を訴え、3選を果たした中村知事。インタビューでも、若者が県外に出る理由が「仕事がない」から「希望する仕事がない」に変化してきたというアンケート結果を例に、県内での就職先を増やす雇用施策の成果を強調した。一方で、転出数から転入数を差し引いた社会減について、「なぜ歯止めがかからないのか、よく分からない」と苦慮する心境も語った。

 九州新幹線西九州(長崎)ルートはいまだ全線開通の見通しが立たない。中村知事は「IR(統合型リゾート施設)構想の実現ために不可欠」と訴えた上で、整備効果に懐疑的な佐賀県を念頭に「長崎だけが一方的に集客するわけではない。九州全体の活性化の起爆剤になる」と強調。効果を西九州全体に広げる広域観光に一層取り組む考えを示した。

 日程調整中という山口祥義佐賀県知事との対話時期について「年末でも年始でも、いつでも会う」と意欲的な姿勢を見せた。

=2018/12/27付 西日本新聞朝刊=

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