熊本高専八代が全国ロボコン大賞 高い技術で圧倒的得点力

西日本新聞

 自作ロボットの性能やアイデアを競う「アイデア対決・全国高専ロボットコンテスト全国大会」で、熊本高専八代キャンパス(八代市平山新町)のロボコン部のチームが、4年ぶり2回目となる最高賞のロボコン大賞を獲得した。今年で31年目を迎えた大会は、従来の無線操縦の手動ロボットに加え、制御プログラムで動かす自動ロボットを初めて競技で使うことになり、例年以上に注目される中での快挙だった。

 競技の課題は毎年変わり、今年は手動と自動のロボ2機が自陣を移動しながら、テーブル6台と上下2段のテーブル1台に向かってペットボトル20本を投げ、制限時間2分で立たせた本数を競った。得点は2・4メートルの高さがある2段テーブルの上段だけが1本5点で、他は1本1点のため、上段に立てた本数が勝負の鍵を握った。

 11月25日に東京・国技館であった全国大会には、地区大会で選ばれた26チームが出場。熊本高専八代はロボコン部2チームのうち、「バリスタ」と名付けたロボ2機を製作した機械知能システム工学科1~5年生8人のチームが進出した。大会ルールではロボの高さをそれぞれ1メートル以下とし、手動ロボの移動範囲を制限。そこで八代チームはスタート後に2機を合体させ、手動ロボを自動ロボの上に乗せて移動制限を無効化。高さも約2メートルにアップさせる戦略で臨んだ。

 自動ロボが2段テーブルの位置を認識して止まり、手動ロボがペットボトル10本を上段に射出。1回戦ではすべて立てることに成功し、下段に立てた10本と合わせて大会最多得点の60点を獲得した。順調に勝ち進み、全てのテーブルに1本以上立てるルールに変更された準決勝では、ロボ2機を別々に動かす戦略で臨んだが、試合開始までの10分間で調整が十分にできず敗れた。しかし、圧倒的な得点力と高い技術力が評価され、大賞を手にした。

 チームリーダの5年湯野友貴さん(19)は「優勝を逃したのは悔しいが、多くの人に評価され、自分たちの技術に自信を持てた」と胸を張った。顧問の山下徹准教授(43)は「この2年間は成績不振だったが、腐らずに技術を高め、新しい技術にも取り組む努力を続けたことが実った」と目を細めた。

=2018/12/27付 西日本新聞朝刊=

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