ホークス戦、AIが時価設定 人気、日程 需要を予測 本拠地64戦、来季チケットに導入

 プロ野球福岡ソフトバンクホークスが2019年のレギュラーシーズン中に本拠地で開催する全64試合のチケットについて、人工知能(AI)を活用し、売れ行きなど需給状況によって価格を変動させる「ダイナミックプライシング(DP)」を採用することが分かった。1試合当たり千~1500枚程度のDPチケットを販売する見込み。詳細な枚数は現在調整中で、さらに増える可能性もある。

 DPチケットは、AIが過去の販売実績のほか、チームの順位や対戦カード、試合日程、天気などのデータを分析。需要に応じて、入場者数と売上高が最大になるように価格を設定する仕組み。人気のある試合や席は価格を上げ、逆に人気薄なら下げる。1席の価格が日に数回変動するケースもあるという。

 DPのシステムサービスを提供するダイナミックプラス(東京)の平田英人社長は「来場者は定価販売よりもお得にチケットを入手できる場合がある一方、球団は空席減が期待できる。人気の高い席ではチケットの高額転売の抑止にもつながる」と説明する。

 DPチケットは近年、スポーツやコンサートなどの興行で導入が広がっている。ホークスは16年から試験的に採用。18年のレギュラーシーズンでは計32試合で1試合100枚を販売した。同年のクライマックスシリーズ(CS)では、インターネット上で各座席からの眺めを疑似体験しながら購入座席を選べる新サービスも導入。DP対象の席種と席数を大幅に増やして販売した。

 福岡ソフトバンクホークスは「来季は試合によっては全席DPチケットでの販売も検討している。新たな売り方を来場者の皆さんに提案していきたい」(広報室)としている。

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人工知能(AI)

 人間のさまざまな知的活動をまねるコンピューターのプログラム。言葉や音声の理解、画像の特徴把握、蓄積した情報を基に新たな分析や使えそうな知識を見つけ出すことなど幅広い研究分野がある。情報収集するセンサーや、膨大なデータを短時間で読み込むコンピューターなどの技術革新を背景に近年飛躍的に発展している。自動運転やロボット、医療、金融まで応用範囲は多岐にわたる。

=2018/12/28付 西日本新聞朝刊=

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