組長宴席に顧問も出席 戸畑祇園総代表含め5人 工藤会系長寿祝い

西日本新聞

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産「戸畑祇園大山笠」振興会(北九州市戸畑区)の前運営委員長が、特定危険指定暴力団工藤会系組長の長寿を祝う宴会に出席していた問題で、振興会顧問と四つある大山笠の総代表の計5人も同じ宴会に出ていたことが関係者への取材で分かった。

 顧問は市や警察、企業などでつくる市暴力追放推進会議の構成団体、市商業総連合会の会長、総代表4人は振興会の運営委員会の副委員長を務めていた。振興会は昨年3月、暴力団関係者の役員就任を会則改正で禁じており、5人は既に役職を辞任している。

 関係者によると、宴会は3月に同市門司区であり数十人が参加。振興会からは前運営委員長の中村健吾容疑者(49)=詐欺容疑などで逮捕=と顧問、4人の総代表に加え、複数の大山笠関係者が出席したという。

 いずれも組側から宴会への誘いがあった際、県警に通報していなかった。出席者の一人は「行くしかなかった。責任を感じている」と話した。

 推進会議は約180団体で構成され、企業や学校で暴力団排除に関する研修会を主催している。

=2018/12/31付 西日本新聞朝刊=

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