「ペコロス」アニメでMVに 岡野さんデザイン 認知症テーマ「愛のカタチ」

西日本新聞

岡野さんがキャラクターデザイン、監修をした「愛のカタチ」のMV 拡大

岡野さんがキャラクターデザイン、監修をした「愛のカタチ」のMV

 認知症の母親との日常をユーモラスに描いた「ペコロスの母に会いに行く」(西日本新聞社刊)の作者、岡野雄一さん(68)=長崎市在住=がキャラクターデザインと監修を担当したアニメーションが、認知症をテーマにした歌「愛のカタチ」のミュージックビデオ(MV)となり、4日公開された。記憶を失っていく中で家族への思いをつづった歌とほのぼのとしたタッチの岡野さんの絵が絶妙にマッチしている。

 「愛のカタチ」を歌うのは愛知県出身の海蔵亮太さん(28)。2016年にカナダであったカラオケの世界大会で優勝した実力派だ。シンガー・ソングライターの中村つよしさんが09年に出した「愛のカタチ」をカバーし、18年6月にクラウンからデビューした。当初は海蔵さんが歌う映像を交えた実写のMVが作られたが、歌と「ペコロス-」のイメージが合うことから、クラウン側が岡野さんにMV制作を依頼した。

 〈幾年(いくとせ)老いてあたしの記憶を病が徒(いたずら)に食らえども…〉。曲は認知症を患った妻と夫の絆を歌うが、3分28秒のアニメは母と息子を中心とした物語。ピアノの柔らかな伴奏にのせた海蔵さんの澄んだ歌声とともに、「ペコロス」風の息子と母親が登場し、長崎の街を舞台にした家族の思い出が流れる。岡野さんは「『ペコロス』と雰囲気がよく合ってる。歌とアニメで温かな優しい気持ちが広がれば」と話している。

 MVは動画投稿サイト「ユーチューブ」で見ることができる。

=2019/01/05付 西日本新聞朝刊=

PR

PR

注目のテーマ