辺野古工事停止、米でも ホワイトハウス前集会 署名20万人超す 

西日本新聞

米軍普天間飛行場の辺野古移設工事停止を求め、「トランプ大統領署名に反応を示して」とホワイトハウス前で訴えた集会の参加者=7日、ワシントン 拡大

米軍普天間飛行場の辺野古移設工事停止を求め、「トランプ大統領署名に反応を示して」とホワイトハウス前で訴えた集会の参加者=7日、ワシントン

 【ワシントン田中伸幸】沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場の移設先として同県名護市辺野古沿岸部で進む埋め立て作業について、作業の一時停止をトランプ米大統領に請願するための署名が7日(日本時間8日午後)までに、20万人を超えた。署名活動に取り組んできた日系人ら約30人は同日、首都ワシントンのホワイトハウス前で集会を開き、「トランプ氏が何らかの対応を示すよう沖縄の思いを届けたい」と声を上げた。

 活動はハワイ在住の日系4世ロバート梶原さん(32)が昨年12月8日、ホワイトハウスのウェブサイト上でできる請願署名制度を使って開始。2月24日に実施予定の辺野古移設の賛否を問う沖縄県民投票まで埋め立て作業を停止するよう求めている。

 同制度の規定では、署名開始から30日以内に国籍を問わず10万人を超えれば米政府が請願への見解を回答する。今回の署名は開始から10日で10万人を突破。賛同の輪は日本や英国の著名人にも広がった。

 集会では沖縄出身の日系人や米退役軍人グループの関係者らが、ホワイトハウスに向かって「沖縄の基地を閉じろ」とシュプレヒコール。集会を見守った観光客からは「美しい海を壊してまで基地が必要なのか」(32歳男性)などと訴えに理解を示す声も聞かれた。

 ただ、環境保護問題に消極的と批判を浴びるトランプ政権が請願の規定を守って回答するかは不透明。米社会の関心は低く、この日の集会を取材する米メディアはなかった。集会終了後、梶原さんは「それでもあきらめずに活動を続けたい」と話した。

=2019/01/09付 西日本新聞朝刊=

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