雨不足、出初め式の放水ピンチ 行橋市が13日予定、会場変更も

西日本新聞 北九州版

河川敷で出初め式が行われる予定の今川。水量が減り、川底が見える場所も=10日午前9時ごろ、福岡県行橋市 拡大

河川敷で出初め式が行われる予定の今川。水量が減り、川底が見える場所も=10日午前9時ごろ、福岡県行橋市

 福岡県行橋市で13日に開かれる今年の消防出初め式で、メイン行事の祝賀放水の開催が危ぶまれている。取水する今川下流域の水量が少ないためだ。上流の油木ダム(同県添田町)周辺の雨量が、昨秋から例年よりも少なく、ダムへの流れ込みも減っていることが理由とみられる。同市消防本部は「こんな事態は初めて」と困惑している。

 同本部によると、出初め式は市内の10消防団や消防本部隊員ら計約500人が参加し、今川河川敷で消防車30台が放水する。川からの取水には水深30センチ程度が必要。9日に水量を調べたところ、深いところは約50センチあったが、川底が見える場所も多く、日ごとに水量が減っているという。

 福岡管区気象台や市などによると、油木ダムの貯水率は33・4%(10日現在)と枯渇気味。昨年10、11月、ダム周辺では平年の半分程度の雨量しかなかった。

 同本部は会場を比較的水量がある上流部に移すことも検討し、12日までに祝賀放水するかどうか決める。高橋一文消防次長は「こんな今川は見たことがない。何とか放水したいが、相手が自然なので」と気をもんでいる。

=2019/01/11付 西日本新聞朝刊=

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