ぼた山跡に大型商業施設 福岡・水巻町 炭鉱閉山半世紀、活用本格化へ

西日本新聞

商業施設建設が決まった吉田ぼた山跡地=17日午後、福岡県水巻町吉田南5丁目 拡大

商業施設建設が決まった吉田ぼた山跡地=17日午後、福岡県水巻町吉田南5丁目

 かつて産炭地として栄えた福岡県水巻町の「吉田ぼた山」跡地で、大型ホームセンターとスーパーが入る商業施設の建設が決まった。隣接する炭鉱の閉山から半世紀超。宅地化やサッカー場建設などさまざまな構想が浮かんでは消えていた跡地の活用がようやく本格化し、町では地元の活性化に期待がかかる。

 同町と同県中間市にまたがる吉田ぼた山は、広さ約40ヘクタール。町南部にあった日本炭礦(たんこう)高松一坑が1966年に閉山した後、地域振興整備公団(当時)が取得し、95年に両市町が購入。約12ヘクタール(町有部分は約9・2ヘクタール)の平地を造成した。町は町営団地移設や公園整備を検討。サッカースタジアム建設を求める声もあったが、景気低迷などで実現しなかった。2016年からは一部を民間に貸し、太陽光発電施設が稼働している。

 町は昨年12月末、不動産開発を手掛けるダイワロイヤル(東京)と25年間の定期借地権契約を締結。約4・2ヘクタールの跡地に「LIXIL(リクシル)ビバ」(埼玉)の大型ホームセンターとトライアルカンパニー(福岡市)のスーパーが出店する計画で、来年4月開業予定。町には年約4500万円の賃料が入る。17日に地鎮祭があり、美浦喜明町長は「ヤマの負の遺産が人を呼び込む場所に変われば、再開発にも弾みがつく」と期待を寄せた。

=2019/01/18付 西日本新聞朝刊=

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