腰痛軽減装具が優秀賞 福祉機器コンテスト 佐大の中山准教授ら開発 「フワット」 腰に巻いて携帯可能

西日本新聞

フワットを装着して椅子に座ると、腰がわずかに浮いた状態になる 拡大

フワットを装着して椅子に座ると、腰がわずかに浮いた状態になる

腰痛を軽減する装具「フワット」

 佐賀大理工学部の中山功一准教授(情報学)が、椅子に座ったときの腰痛を軽減する装具「フワット」をメーカーなどと共同開発し、福祉機器コンテスト2018(日本リハビリテーション工学協会主催)機器開発部門で優秀賞を受賞した。腰回りに装着したままで移動でき、利用範囲が広いことが評価された。腰痛に配慮した専用の椅子はあるが、気軽に携帯できる装具はなかったという。

 椎間板ヘルニアに悩んでいた中山准教授が2017年8月に研究を開始。同大理工学部3年の山城佑太さん(21)とともに3Dプリンターで形状の試作を重ね、三重県の椅子メーカーと共同で製作した。

 フワットは、金属製のフレームにベルトが付いた装具。上半身の重さがそのまま骨盤に伝わると腰痛につながるため、コルセットのようにベルトを腰に巻いて椅子に座ることで、上半身がフレームに支えられ、わずかに腰が浮き、骨盤にかかる重量を軽減できる。骨盤にかかる負荷を表す数値は装着前より3分の1ほどに減少するという。

 昨年8月の福祉機器コンテストには24作品の応募があり、フワットは2位に当たる優秀賞に輝いた。中山准教授は「装着したまま衣服を羽織ることができ、飛行機や電車の移動中も使える。腰痛に悩む人たちに利用してもらいたい」と話している。

 4月ごろをめどに、インターネットを通じて資金を募るクラウドファンディング(CF)を活用して販売を目指す。価格は約2万円を想定している。問い合わせは、メール=knakayama@is.saga-u.ac.jp

=2019/01/16付 西日本新聞朝刊=

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