コケ研究の紹介パネル贈る 大任町の崎山さん 町の郷土資料館に

西日本新聞 筑豊版

 大任町のコケ研究家で元中学校教員の崎山欽一郎さん(94)が17日、国内で初めて発見し、自身の名が付けられた「サキヤマホウオウゴケ」などに関するパネル4枚を、同町の郷土資料館「ふるさと館おおとう」に寄贈した。崎山さんは「コケに関心を持ち、研究する人が増えてほしい」と話している。

 理科の担当だった崎山さんは1952年から、知人の勧めもあり、添田町の英彦山や香春町の香春岳で昆虫や植物の採集を始めた。56年に採集したコケが50年以上たった2010年、指導を受けていた研究家の調査により、国内で初めて発見されたコケと判明。13年、崎山さんの名を冠した和名が正式に発表された。

 寄贈したパネルは、崎山さんの研究仲間で教え子の木村素子さん(55)ら3人が作成。サキヤマホウオウゴケ発見に至った経緯や崎山さんの半生などをまとめた。

 崎山さんは現在、町内の高齢者施設で生活しているが「まだ研究していないコケの標本が残っている。施設に顕微鏡を持ち込んでいいか打診している」と意欲を持ち続けている。パネルを受け取った浦野幸治副町長は「功績に敬意を表し、貴重なパネルを広く紹介したい」と話した。

=2019/01/19付 西日本新聞朝刊=

福岡県の天気予報

PR

福岡 アクセスランキング

PR

注目のテーマ