嬉野市長、市職員に陳述書要請 市政倫審 ホテル会食、利害関係の有無確認へ

西日本新聞

前回と違う広い会場に移り、20人を超える傍聴者を受け入れた嬉野市政治倫理審査会 拡大

前回と違う広い会場に移り、20人を超える傍聴者を受け入れた嬉野市政治倫理審査会

 嬉野市の村上大祐市長がアニメ制作関係者と都内の会員制ホテルで会食したことが市政治倫理条例に抵触するかどうかを調べている市政治倫理審査会(会長・吉田一穂弁護士)は21日、市中央公民館で開いた第2回会合で、会食が利害関係者からの供応接待に当たるか否かを判断するため、村上市長と同席した市職員に陳述書を求めることを決めた。

 また、請求代表者が市議だったため「適格性を欠く」として、前回会合で却下した市長による説明会の開催請求については、代表者を市議から市民に代えることを認め、改めて開催の是非を審査することを決めた。

 調査請求書によると、村上市長は東京出張中の2018年7月9日、嬉野茶を題材にしたアニメ制作を企画していた関係者らと会員制ホテルで会食。出張中の市職員2人も同席し2人は宿泊したが、市長を含む3人は食事代や宿泊費を負担しておらず、条例が禁じる利害関係者からの供応接待に当たる、としている。

 村上市長は審査会に提出した弁明書で(1)アニメ制作に実現性はなく利害関係者ではない(2)食事代は1人当たり9527円程度で、持参した嬉野茶を渡しており、過分な供応でもない-などと主張。この日の審査会では、会食への参加者や市長が会食に加わった経緯などを確認する必要があるとして、次回会合までに市長ら3人に陳述書の提出を求めることを決めた。次回は2月1日。

=2019/01/22付 西日本新聞朝刊=