若者投票率向上へ選管あの手この手 北九州市長選 割り箸袋やブックカバー配布

西日本新聞

 北九州市長選の投開票(27日)に向け、若者の投票率アップを目指した取り組みを、市選挙管理委員会が展開している。投票率が35・88%で過去最低となった前回市長選(2015年)では、20~24歳の若者世代の投票率が12・73%と低迷した。大学で投開票日を印字した割り箸袋を配布するなどし、投票を呼び掛けている。選挙権年齢が18歳に引き下げられてから初の市長選とあって、高校生を含む18~19歳の投票動向もポイントになる。

 17日昼、九州工業大(戸畑区)の売店。店員が弁当やカップ麺の購入者に手渡していたのは、黄色地に「1・27 北九州市長選挙」と印字した袋に入った割り箸。市内在住の男子大学院生(25)は「買い物のたびに投票日を思い出せるので良いですね」と話した。市選管は市内11の大学と高専に、同じ割り箸袋計2万5千枚を配布。学生へのPRに活用されている。

 若者も含めて幅広い層が利用するレンタルDVDや書籍販売の「TSUTAYA」とも、初めて協力する。小倉北区と八幡西区の計5店舗で、ブックカバーを希望した本の購入者に対し、投開票日入りのカバーを付けて渡している。

 10代向けには、市内の全公立・私立高に市長選の啓発ポスターを送付し、校内への掲示を依頼した。北九州市立高(戸畑区)は廊下にポスターを貼り出し、投票に行くよう呼び掛ける保護者向けの文書を配布。昨年11月には市長選を想定して、模擬投票も実施した。

 北九州市立高の南正起教諭(地歴公民科)は「18歳選挙権」が導入された16年以降、インターネットを使った選挙運動など、生徒に身近なテーマで主権者教育に取り組んできた。南教諭は「教師が『投票に行こう』と声を掛けるだけでなく、生徒間で自然に、政治や選挙の話題が出るのが理想。その材料を提供していきたい」と話している。

=2019/01/22付 西日本新聞朝刊=

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