捕獲のイノシシ肉「脊振ジビエ」販売 農林被害の軽減へ マックスバリュ九州

西日本新聞

 マックスバリュ九州(福岡市)は24日、県内で捕獲されたイノシシの肉の販売を佐賀市などの5店舗で始めた。イノシシによる農林業被害を軽減し、地域活性化につなげる狙い。吉野ケ里町脊振山系鳥獣処理加工センターが手がけた冷凍肉「脊振ジビエ」を売り出している。

 2016年からご当地ジビエを九州各地で販売しているマックスバリュ九州の取り組みを知った吉野ケ里町が呼びかけ、同社の県内販売が実現した。

 県によると、県内で17年度に捕獲されたイノシシは約2万2千頭。大半は食肉加工されず、廃棄処分されている。

 イノシシの駆除を町おこしに生かそうと、吉野ケ里町は18年5月、同町と神埼市の猟友会会員が運営するセンターをオープン。18年にイノシシ98頭を処理し、「脊振ジビエ」のブランド名でイノシシ肉を町の道の駅などで販売してきたが、より多くの人に鳥獣被害に関心を持ってもらおうと、マックスバリュ九州での取り扱いを依頼した。

 販売されているのは、冷凍のローススライス150グラム(798円)と切り落とし150グラム(698円)。南佐賀店(佐賀市)、唐津店、基山店、伊万里駅前店のマックスバリュ4店舗とイオン唐津店で取り扱っている。

 マックスバリュ九州の中村一博畜産部長は「ジビエ商品を扱うことで、猟師の意欲を高め、地域活性化のサイクルをつくりたい」。吉野ケ里町農林課の葉山光太郎さんは「臭みが少なく焼いて塩こしょうを振っただけでもおいしいので、ぜひ手にとってほしい」と力を込めた。

=2019/01/26付 西日本新聞朝刊=

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