暴力団親交なら「山」排除 戸畑祇園 数百人対象、暴排強化

西日本新聞

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産「戸畑祇園大山笠」振興会(北九州市戸畑区)は、暴力団員と親交がある「山」を毎年7月の競演会に参加させない方針を固めた。対象の山笠関係者は役員や担ぎ手ら数百人規模になる。来月にも決定する見込み。

 振興会は競演会の主催団体で、戸畑祇園を構成する四つの「山」や地元企業、住民で組織している。ユネスコに登録された翌年の2017年3月、暴力団関係者の振興会役員就任を会則改正で禁じた。各山は同年7月の競演会までに、暴力団関係者の参加を防ぐため、担ぎ手約430人の名簿を福岡県警に提出した。

 戸畑祇園を巡っては、昨年3月に同市門司区であった特定危険指定暴力団工藤会系組長の宴席に、運営委員長の中村健吾被告(49)=詐欺罪で起訴=と振興会顧問、各山に1~2人いる総代表のうち4人の出席が発覚。中村被告は解任され、5人は役職を辞任した。

 振興会は各山と覚書を結び、違反すれば競演会に参加できないようにする。

=2019/01/26付 西日本新聞朝刊=

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