手話のコーラスと劇を 県内初「手話言語条例」制定の直方市 高校生と市職員ら共演も

西日本新聞 筑豊版

 2017年3月に県内の自治体では初めて「手話言語条例」を制定した直方市が2月2日午後2時から、啓発事業として手話劇と手話コーラスの公演を同市山部のユメニティのおがたで開く。

 同条例は聴覚障害者の基本的人権を擁護し、社会参加を促す狙い。前文に「市民とともに手話が言語であると宣言する」とうたい、同年4月1日に施行した。

 公演は2部構成で、第1部は市特別職を含む職員11人と地元の大和青藍高介護福祉科の生徒による手話同好会「Hand'S」の5人が手話コーラスで共演する。

 曲目はディズニーの「小さな世界」。生徒が選曲した。24日夕には、同校で合同練習を行い、生徒が市職員に手ほどき。「みんなそれぞれ助け合うちいさな世界」「世界はまるい ただひとつ」などの歌詞を手話で表した。

 同好会部長の河村彩花さん(17)は「手話を多くの人に知ってほしいし、コーラスで世界は一つであることを訴えたい」。三原ゆかり副市長は「手話を広めようという趣旨とも思える歌詞がいい。皆さんと楽しく手話で歌いたい」とステージを楽しみに待つ。

 第2部で水上勉原作の「ブンナよ、木からおりてこい」の手話劇を「福岡ろう劇団博多」と「GEKIDAN☆AFRICA」が演じる。シイの木の上で主役のカエル「ブンナ」が鳥やヘビ、ネズミと出合い、自然界の弱肉強食を目の当たりにしながら、命の尊さを知る物語だ。

 公演会場はユメニティのおがた小ホールで、定員200人。入場無料。

=2019/01/26付 西日本新聞朝刊=

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