島原の障害者施設で職員が虐待 長崎県が認定 過去に傷害事件も

西日本新聞

 長崎県島原市の障害者支援施設「島原療護センター」で、職員が入所者を虐待したとして、同県が障害者総合支援法に基づき昨年12月、施設を運営する社会福祉法人を指導していたことが26日分かった。センターでは2012~13年に、職員が入所者を殴り骨折させるなどした虐待が発覚し、7人が傷害や暴行の罪に問われる事件が起こっている。

 県は昨年11月、外部からの通報に基づきセンターに立ち入り検査を実施。県は内容を明らかにしていないが、運営する社会福祉法人「幸生会」(同県諫早市)によると、女性入所者の下着を使い、複数の男性職員が悪ふざけをしたことが虐待に当たると認定された。

 このほか、身体、知的障害がある50代の男性入所者の下腹部で確認された出血を伴うけがについても、職員がおむつにクワガタなどの昆虫を入れた可能性があるとして、県は「虐待の疑い」と判断。ただ、職員は昆虫を入れたことを否定しているという。

 12~13年の虐待事件発覚後、幸生会は職員研修を重ねるなど再発防止に取り組んできた。担当者は「人権に関わることを職員が理解していなかった。入所者や保護者に申し訳ない」としている。

=2019/01/27付 西日本新聞朝刊=

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