「嵐」活動休止、九州のファンも衝撃 「被災地元気づけた」「ゆっくり休んで」

西日本新聞

 人気アイドルグループ「嵐」が2020年末での活動休止を発表した27日、九州のファンの間にも驚きや落胆が広がった。

 嵐のメンバー3人は17年6月、熊本地震で甚大な被害を受けた熊本県益城町でイベントを開き、被災者らを招待した。自宅が大規模半壊した同県合志市の中学1年の女子生徒(12)は「元の生活に戻れるのか不安だったとき、嵐のメンバーが元気づけてくれた」。母親(46)は「(活動休止は)ただただびっくり。来られなかったメンバーもビデオメッセージを送ってくれて、被災地のために一生懸命だった」と感謝する。

 嵐の人気曲「ふるさと」は、熊本県出身の放送作家・小山薫堂さんが自身の古里をイメージして作詞。熊本地震の直後には被災地を励ますCMにも使われ、メンバーが「みなさんのふるさとに寄り添います」とメッセージを寄せていた。母娘は「被災したばかりで、古里を歌った曲がぐっと胸にきた」と振り返った。

 この日、福岡市・天神のジャニーズショップを訪れていた山口県美祢市の高校1年、岡崎瑠梨さん(16)は「ずっと忙しく頑張ってきた。悲しいけどゆっくり休んで」。昨年末、一緒にライブに行った母の由子さん(50)は「同世代のファンも多く、子どもと一緒に盛り上がれる国民的アイドル。解散はしないで戻ってきてほしい」と願った。

 同じ事務所のSMAPは16年、突然解散に至った。嵐のデビュー当時からのファンという福岡市の女性会社員(47)は「SMAPのような後味の悪いゴールを迎えてほしくない。さみしいけれど受け入れたい。潔い引き際だからこそ、良い思い出になる」と冷静に受け止めた。

=2019/01/28付 西日本新聞朝刊=

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