おとといは節分、きのうは立春で、きょうは春節(旧正月)…

西日本新聞

 おとといは節分、きのうは立春で、きょうは春節(旧正月)。暦が3日連続で四季の変わり目を告げる。そろそろ桜のつぼみの膨らみ具合も気になる

▼春節といえば、長崎のランタンフェスティバルや横浜・中華街での華やかなパレードが有名。近年はほかにも各地で祝賀イベントが開かれることが多くなった。加えて、ありがたいのは日本経済を潤してくれる「訪日ラッシュ」だ

▼中華圏の国・地域や韓国では大型連休が設定され、海外旅行を楽しむ人が増えた。観光庁のデータでみると、昨年2月(春節は16日)の訪日客は1位の中国が71万人、次いで韓国70万人、台湾40万人、香港17万人と続き、いずれも2月としては過去最多だった

▼今年はどうだろう。日韓関係は「徴用工」「レーダー照射」問題などで、かつてなく冷え込んだ。日中関係も良好とは言えない。けれども国家間の関係に左右されない日本ファンは着実に増えている。そういう人たちこそ歓迎したい

▼この時季には毎年、この歌も頭に浮かぶ。〈春は名のみの風の寒さや/谷のうぐいす歌は思えど…〉。大分出身の吉丸一昌が作詞した「早春賦」。確かにまだまだ厳しい冬は続く

▼けれども、桜前線が北上していく3~4月の列島も東アジアの人々には大人気。年々広がる観光交流の輪は、いずれ実を結ぼう。国家間の緊張の雪解けへ-。平成最後の春、そして最後の桜に願いを込めたい。

=2019/02/05付 西日本新聞朝刊=

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