唐津焼の魅力、世界へ 中里太郎右衛門さん、タイで講演会

西日本新聞

タイで紹介する作品を手にする十四代中里太郎右衛門さん 拡大

タイで紹介する作品を手にする十四代中里太郎右衛門さん

 唐津焼窯元の十四代中里太郎右衛門さん(61)=唐津市=が14日、タイ北部のチェンライで唐津焼をテーマに講演会を開く。中里さんは唐津の伝統文化のPRに力を入れており、英国やフランスなどでも講演会を開いてきたが、アジアでの開催は初めて。同市出身の篠笛(しのぶえ)奏者、佐藤和哉さんも同行する予定で、中里さんは「世界に伝統的な日本文化を紹介したい」と張り切っている。

 講演会は、チェンライ在住の陶芸家ソムラック・パティブンさんが約30年前、中里さんの父親で十三代の故逢庵(ほうあん)さんの下で修業していた縁で実現した。中里さんとも旧知の仲で、「タイで唐津焼を紹介したい」という中里さんの提案に、ソムラックさんも快諾した。

 講演会では、叩(たた)き作りと呼ばれる技法を使う唐津焼の特徴や、唐津藩の献上品を作ってきた中里家の歴史などを紹介。会場には唐津焼のぐい飲みや皿も並べ、来場者に手にとってもらう予定だ。

 中里さんによると、海外では有田焼と比べ唐津焼の知名度は高くないが、「日本通」の人たちを中心に、各地に熱心なファンがいるという。中里さんは「唐津焼は素朴で使えば使うほど味わいが出る。わびさびの世界が好きな人には興味を持ってもらえると思う。佐藤さんの篠笛と合わせて、感動を与えるようなイベントにできれば」と話している。

=2019/02/07付 西日本新聞朝刊=

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