【音声あり】麻生副総理「子どもを産まなかった方が問題」発言の詳報

西日本新聞

 麻生太郎副総理兼財務相は少子高齢化に関し、3日の講演で「子どもを産まなかった方が問題」と発言したことを批判され、4日に発言を撤回、5日に謝罪した。

 麻生氏は4日の衆院予算委で発言撤回に際し、「全体を聞けば趣旨を理解いただけると思うが、発言の一部だけが報道された。発言は今後気をつけたい」と語り、報道の在り方に問題があったと指摘。5日の予算委では「誤解を招くような発言だったとして撤回させていただく。不快に思われた方がいるのであればおわびを申し上げる」と述べ、受け取る側に「誤解」があったと主張している。

 予算委に先立つ同日の記者会見では「産める産めないという(話)じゃなくて、産まなくなっちゃったという話をしただけ」と説明した。

 麻生氏が3日の講演で少子高齢化について語ったのは、計4分13秒。その部分の音声と書き起こし全文(聞き取れない部分あり)を掲載する。



何を考えねばならぬかと言えば​、大きな問題としては、中長期的には何と言っても少子高齢化とい​う問題であります。私が生まれたのは昭和15年。紀元は2600​年。1940年生まれなんですよ。この時の平均寿命は何歳か知っ​てますか。47.3歳ですよ。47.3歳が昭和15年。これが生まれた年の平均寿命です。もうほとんど終わっていますが。​ね。それがあの時代よ。今は80よ。平均寿命。80。これが100までになるとばい、という話になるんですよ。

だったら、あの時代に国民皆保​険だ。ね。医療は皆医療だというようなことをやったときは、働いてい​る人、16歳から64歳までの人たち6人で1人の65歳以上​の高齢者を支えていた。今は、間違いなく高齢者の比率が高くなっ​てきている。だって、47が、■■■(聞き取れず)、50歳が80歳になってい​る。いえば70年間で30年間伸びたんだ、平均寿命が。いいこと​じゃないですか。素晴らしいことですよ。いかにも年寄りが、取った奴が悪いみたいなことを言っている変なのがいっぱいい​るけど、それは間違っていますよ。子どもを産まなかった方が問題な​んだから。

したがって、私どもはこういうような時代に合わせるんだった​ら、今は働いている人の数が減ってきてる。高齢者の方が増えてるんだったら、比率は1対6が1対2.いくつになってきた。となりゃ、保険だ、介護だ、医療だというようなものは2倍だ、3倍だになら​なけりゃ採算が合わないでしょ。となれば当然のこととして、高齢者​でも働ける人は働いてもらおうや。働けるんだったら、78でも働​いてるんだぜ、俺の方は。俺より元気な人はいっぱいいるよ。街に行​ったら。少なくても俺が歩いていると追い越していく高齢者はいますからね、朝。​俺より早く歩いている。朝散歩する時にくそっと思うけど、年寄りだと知ってるけど追い​抜かれる、その人に。はーと思うけれども残念ながら事実だ。そういった人たちは皆、元気なんだ​って。元気な人だったら、その人がいろんな形で、何も8時間働いて​もらう必要なんかありませんよ。暗いとこだったら明るくして、字が小さいんだったら大きくして、階段をスロープに変えて、いろんな​ことをちょっと変えたら楽々働けるよ。そういった人なら、元気で​働ける意欲があるんだったら、働きたいという気があるなら、ぜひ働いてもらおう。そ​ういう方がよっぽど全体としていいと思いませんか。

私どもはそうい​った制度に変えていくべきなんじゃないか。そして、若い人が子どもを産んだら​、そうなったら授業料が、学校教育費が高いというんだったら、そ​の分をこっちに回した方がいい。それが今回やってる全世代型の​社会保障制度への改革です。こういったことをやっていって、間違いなく世​界で一番先頭を切って我々は高齢化というものを歩いているのは、間違いなく先​進国では日本が一番ですから。そういったところをもう一回、考え直さないかん、ということだと思っている。それをきちんとやろうとしている、​とっかかりが今回のこの改革です。消費税というものも、すいません、高齢者の方でもストックをお持ちの方はいっぱいいらっしゃいますよ。ね。毎日の所​得がなくてもこれまでためたストックがある。そういったような中から​、少なくとも消費税2%払ってくださいよ。その分で若い人たちに対しての色んな支援ができることになりますから。ということをお願いさせていただいております。

じゃあ、そこそこうまくいってんだなと。たぶんそういうことになるんだと思います。うまくいってます。(2月3日午後、福岡県芦屋町の芦屋ボートレース場多目的ホール「夢リア」)

◆音声ファイルはこちら


=2019/02/07付 西日本新聞朝刊=

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