高齢者の熱中症対策強化 「温度計付きカード」を配布 福岡市

西日本新聞 ふくおか都市圏版

福岡市が高齢者の熱中症対策で活用する暑さ指数計(右)と配布予定の温度計付き予防ガード 拡大

福岡市が高齢者の熱中症対策で活用する暑さ指数計(右)と配布予定の温度計付き予防ガード

 福岡市は新年度から、高齢者の熱中症対策を強化する。熱中症で救急搬送される高齢者は増えており、温度計付きの予防カードを配布するほか、熱中症のリスクを数値化する「暑さ指数計」を活用した巡回訪問を試験的に実施する。

 市内の熱中症による救急搬送車は年々増加。全国的に異常な猛暑となった2018年は過去最多の812人に上り、高齢者が約4割を占めた。

 市は、これまでもチラシなどで注意喚起してきたが、新年度は社会福祉協議会の高齢者の見守りボランティアと連携。見守り対象の約4万世帯に、「室温は28℃以下に」などと注意点を書いた温度計付きの予防カードを配布する。

 また、ボランティア約千人に、熱中症のリスクが高まると警報音が鳴る「暑さ指数計」を配布。見守りの訪問時に室内を測定し、指数が高い場合はエアコンの使用などを呼び掛けてもらう。

 市は新年度当初予算案に関連費用953万円を計上。7月には予防や対処方法をまとめた「熱中症予防の手引き」も市政だよりに折り込んで全戸に配布する。市環境保全課は「予防行動を取るきっかけを増やし、熱中症を防いでいきたい」としている。

=2019/02/14付 西日本新聞朝刊=

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