嬉野市長のホテル会食 「条例に違反しない」 政倫審が結論

西日本新聞

嬉野市政治倫理審査会に出席した村上市長 拡大

嬉野市政治倫理審査会に出席した村上市長

 嬉野市政治倫理審査会は14日、第4回会合を開き、村上大祐市長が東京出張中に会員制ホテルで会食したアニメ制作関係者らについて「市の利害関係者に当たらない」として、市長の会食は市政治倫理条例に違反しないと結論付けた。20日の次回会合で調査報告書案を了承する見込み。

 委員5人は、利害関係者からもてなしを受けることを禁じている国家公務員倫理規程を準用し、条例違反に該当するかを検討。嬉野茶を題材にしたアニメ制作の提案書を会食相手が作成していたことなどについて「企画に具体性がなく、市に正式提案もなかった」として、利害関係者に当たらないと判断した。

 「社会通念上相当と認められる限度を超えて供応接待を受けた」とする請求者側の主張に対しても、委員は「一回きりの会食で、村上市長は飲食提供の対価として嬉野茶を持参した」などとして退けた。

 委員の意見表明に先立ち、審査会に初めて出席した村上市長は「アニメ制作の話に一切関知していない」と主張。「会食の事実に臆測などが加わって市のイメージを損なった。私の不徳の致すところだ」と話し、同席した職員2人が会食後にホテルに宿泊したことについても「あまりよろしいことではない」と述べた。

 請求者側は「市民の代表者として疑惑を持たれる恐れがある行為をしないよう条例は求めている。市長より権限が小さい職員の倫理規程を準用する根拠がない」としている。

=2019/02/15付 西日本新聞朝刊=