絆咲け、復興の米焼酎 被災8道県産、人吉で仕込み

西日本新聞

8道県産米を原料にした球磨焼酎の仕込み作業=16日、熊本県人吉市 拡大

8道県産米を原料にした球磨焼酎の仕込み作業=16日、熊本県人吉市

 全国の信用金庫による災害被災地復興応援プロジェクトが、地震や豪雨などに見舞われた熊本、宮城、広島など8道県産米を原料にした球磨焼酎造りに取り組むことになり、16日、熊本県人吉市内の蔵元で焼酎の仕込みが行われた。

 「復興への絆プロジェクト」と名付けられた取り組みは、全国の信金が共催して東京で開く商談会「“よい仕事おこし”フェア」の一環として企画。2017年には被災4県、18年は47都道府県の米を使った日本酒を造り、今年は、米を原料とする熊本特産の球磨焼酎に白羽の矢が立った。

 深野酒造で行われた仕込みには、信金や地元経済界関係者ら約30人が参加。主催者を代表して熊本中央信金の沼田雄一理事長が「米焼酎の本場から、復興への願いを全国へ届けたい」と述べ、焼酎を「絆咲(きしょう)」と名付けたことを報告した。焼酎造りを担当する同酒造の深野誠一社長は「焼酎は寝かすほど熟成する。時間をかけ復興を遂げた時に飲んで、おいしいと思える味に仕上げたい」と話した。

 720ミリリットル瓶約3千本(1本2千円)を製造予定。10月に開かれるフェアで販売し、1本当たり100円を被災地の8道県に寄付する。

=2019/02/17付 西日本新聞朝刊=

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