【2019県議選情勢】(1)

西日本新聞

 県議選は3月29日告示、4月7日に投開票される。45選挙区は変わらないが、定数は福岡市東区が4から5に増えたことに伴い計87になる。少子高齢化や人口減少時代において、地方創生をどう進めるのか。地域の声を県政に届けるべく選挙戦に臨む立候補予定者たちの顔ぶれと構図を紹介する。 (敬称略)

■定数1増も無投票公算 東区

 人口増に伴い議員定数が4から5に増えた。自民2人と国民民主、公明の計4人の現職と、前回落選した共産新人の候補が名乗りを上げているほかに表立った動きはなく、無投票の可能性もある。

 7期目を目指す自民現職の今林久は教育・文化の施策充実を訴え、後援会を中心に地盤を固める。同じく自民現職の長裕海も「選挙になるという心構えで準備する」と1月下旬に事務所開きを行った。

 国民民主現職の佐々木徹は、昨年から連合福岡を支持基盤に支援労組や地域を精力的に回る。公明現職の大塚勝利は安全安心な社会の実現や災害復興を強調し、創価学会や支援企業を固める。共産新人の立川由美は街頭宣伝で雇用問題などを訴え、無党派層への浸透も図っている。

■共産が擁立見送りに傾く 博多区

 定数3に名乗りを上げたのは自民、公明、立憲民主の現職3人。共産が現職から新人に引き継ぐ同区の福岡市議選に万全を期すことを理由に擁立見送りに傾いており、無投票の可能性もある。

 2期目を目指す自民現職の井上博行は小学校区ごとの後援会組織をベースに活動。公明現職の高橋雅成は支持母体の創価学会を核にミニ集会を展開する。立民現職の堤かなめは市議選の新人女性と連携し、地域を回る。

■自民現職は公認外れか 中央区

 定数3に対し、現職2人に加え、いずれも保守系を名乗る無所属新人の2人が立候補を表明した。別の保守系新人も出馬に向けて動いている。

 自民現職の岳康宏は、知事選で党推薦候補の対抗馬となる現職小川洋の支援を表明。党公認を取り消され、無所属での戦いを強いられる可能性が高い。国民民主現職の原中誠志は連合福岡の組織力を核に、幅広く2期の実績を訴える。

 無所属新人の田中友規は自転車で地域を回り街頭あいさつを重ねる。ビラに「高島市長から応援を受ける」と記し、福岡市長の高島宗一郎との連携をアピールする。無所属新人の清水大暉は25歳の若さをアピールしつつ、起業家や女性、学生の会合などに参加、無党派層を中心に浸透を図る。

 このほか、保守系新人が自民党県連に公認申請している。


 ▽党派の略称 自=自民党、国=国民民主党、公=公明党、社=社民党、立=立憲民主党、共=共産党、農=県農政連、無=無所属。

=2019/02/21付 西日本新聞朝刊=

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