【街 みらい】治安 北九州市の刑法犯が戦後最低 抑止への取り組み奏功

西日本新聞 北九州版

 北九州市は26日、治安の指標となる「刑法犯認知件数」について、2018年は6504件と前年から1066件減り、戦後最低だったと発表した。16年連続の減少で、ピークだった02年の4万389件からは83・9%減った。北橋健治市長は同日の定例会見で「再犯を防ぐことが大切だ。(治安改善に)大きな前進がみられる」と話した。

 人口10万人当たりの認知件数は、全20政令市の中で、北九州市が688件で12番目に少なかった。福岡市は943件で18番目だった。

 北九州市によると、6504件のうち、殺人や強盗などの凶悪犯が44件で、前年から5件減少。空き巣や万引などの窃盗犯は754件減って3967件で、全体の約6割を占めた。このうちの約半数が自転車盗と万引だった。

 自転車盗と万引は、より重大な犯罪に手を染める危険性のある「ゲートウェイ(入り口)犯罪」ともいわれ、市は本年度中に啓発チラシ約3万4千枚を市内の小学3年生から6年生に配布する予定だ。

 その他、地域の見守りの「目」を増やそうと、県警OBの市嘱託職員が企業などを回り、従業員らが仕事をしながら犯罪に目を光らせる「ながら見守り宣言書」に署名してもらう取り組みを昨年10月から実施。1月末現在で43社、3227人が署名した。

 市の担当者は「(犯罪や非行の)抑止のためには、多くの『目』が最重要だ。全国トップレベルの安全な都市を目指す」と話している。

=2019/02/27付 西日本新聞朝刊=

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