直方グルメ「焼きスパ」次世代に 伝統の味守る市民グループ 筑豊高生にレシピ伝授

西日本新聞 筑豊版

 焼きそばにもナポリタンにも似た直方市のグルメ「焼きスパ」を次代にと、伝統の味を守る市民グループ「直方焼きスパ広め隊」(近藤チサト代表)が26日、筑豊高生活デザイン科の生徒にレシピを伝授した。

 「広め隊」の制服の帽子やTシャツ、エプロンを身に着けた5人が同科の「フードデザイン」の授業に参加。末松登志子さん(74)らが「タマネギやキャベツ、豚バラと家庭に普通にある食材、ソースはケチャップにしょうゆ…」と材料や作り方を披露しながら、まずはお手本を示した。

 「焼きスパ」はJR直方駅に近い明治商店街にあった喫茶店「夕やけ」で1990年代まで提供されていたという。市民らがレシピを再現し、「広め隊」が市内外のイベントや祭りなどでPRを続けている。この伝統の味を、1年生26人が学んだ。

 近藤代表は「高校生に焼きスパを覚えてもらい、広めてほしい」と願う。伯母が「夕やけ」でアルバイトしていたと聞かされたという宗像未瑠来さん(16)は「調理の工程が少なく、簡単だった。おいしいし、家族などに教えたい」と笑顔で話した。

 同校は、地域住民らも訪れる11月の文化祭で、このレシピの焼きスパを生徒がつくり、地元グルメとして紹介していくという。「広め隊」は“認定証”となるのぼり旗を贈呈。生徒の意見や提案を聴き、新しい味や装いの焼きスパの展開も図る。

=2019/02/27付 西日本新聞朝刊=

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