「フードバンク」協議会4月設立 廃棄食品提供 福岡全域で支援

西日本新聞

 まだ食べられるのに廃棄される食品を企業などに提供してもらい、困窮家庭や子ども食堂に届ける「フードバンク」を支援するため、福岡県内の2団体とエフコープ生活協同組合が「福岡県フードバンク協議会」を設立し、4月1日から県内全域で事業を展開する。県単位のフードバンク支援は全国でも珍しいといい、関係者は「福岡モデルとして広く発信していきたい」としている。

 現在、県内では四つのフードバンク団体が活動しているが、いずれも運営基盤が弱く、食品の保管や配送態勢が十分に整っていないのが現状。フードバンクへの認知度不足から支援も広がりにくく、企業が食品を寄付する際は、それぞれの団体と合意を結ぶ必要があった。

 協議会は、エフコープ生活協同組合とNPO法人のフードバンク北九州ライフアゲイン(北九州市)、フードバンク福岡(福岡市)が中心になって設立。企業からの寄付の窓口を一本化するとともに、支援企業の開拓やフードバンク団体の立ち上げ支援を進め、地産地消型の食品ロス削減、フードバンクの地域間格差の解消を目指す。

 2016年からフードバンクの普及に取り組む公益財団法人・福岡県リサイクル総合研究事業化センター(北九州市)の支援を受けており、同センターが現在開発中のシステムを通じて「協議会」「企業」「フードバンク団体」「食品の受取先」の4者が情報共有できる仕組みを整えるという。

 協議会の事務局は「1人でも多くの支援をお願いしたい」と呼び掛けており、賛助会員を募集している。企業・団体は1口5万円、個人は1口5千円。問い合わせは、エフコープ生活協同組合=092(947)9000。

=2019/02/28付 西日本新聞朝刊=

ご意見・情報をお寄せください

西日本新聞・社会部

メールアドレス:syakai@nishinippon.co.jp / ファックス:092(711)6246

PR

PR

注目のテーマ