【2019県議選情勢】(9)

西日本新聞

■国民現職と自民が争う 戸畑区

 定数1を、国民民主と自民が争う見通し。

 7選を目指す国民現職の冨田徳二は連合福岡の推薦も受け、支持者回りや地域の催しへの参加を重ねて浸透を図る。12年ぶりに自民が擁立した新人の小緑貴吏は、地域回りなどに努め、知名度アップを目指す。高校教諭だった経験を生かして、教育施策の充実などを訴えている。

■自共現職に国民が挑戦 若松区

 定数2に対し、現職2人と新人1人が立候補を表明している。新人が支持をどこまで広げられるかが鍵になりそう。

 5選を目指す自民現職の中尾正幸は、支持団体を回って票の上積みを目指す。県農政連の推薦も受ける。共産現職の山口律子は、つじ立ちや集会を重ねて福祉政策などを訴え、議席の確保を狙う。

 国民民主新人の山本耕一は、地元催しなどに積極的に顔を出すなど浸透を図る。気象予報士として防災教育の強化を訴える。

■8年ぶりに論戦展開へ 八幡東区

 前回は無投票。今回は、自民現職の津田公治に加え、無所属新人の菊水俊賢が立候補する見通しで、8年ぶりに論戦が展開されそうだ。

 3選を目指す津田は企業・団体から約200の推薦を取り付け、ミニ集会などで支持拡大を図る。国民民主の推薦を受けた菊水は、区内各所で朝のつじ立ちを続け、知名度向上に取り組んでいる。

■現職4人に2新人挑む 八幡西区

 定数4に対し、現職4人と新人2人が立候補を予定している。

 自民現職の2人はともに6選を目指す。前回トップ当選の松尾統章は、支持者周りなどで地盤固めを進める。縣善彦は県政報告会をこまめに重ね、約300の企業・団体などから推薦状を集めた。

 5選に挑む国民民主現職の岩元一儀は、連合傘下の労組を中心に支持基盤を構築し、ミニ集会などを通して支持を訴える。3選を目指す公明現職の松下正治は、支持母体の創価学会などへの浸透に努める。

 共産新人の伊藤淳一は党として8年ぶりの議席奪還を目指し、街頭演説を重ねる。新人で日本第一党員の桑鶴和則は、つじ立ちや街頭演説で浸透を図る。

 (敬称略)

 ▽党派の略称 自=自民党、国=国民民主党、公=公明党、社=社民党、立=立憲民主党、共=共産党、無=無所属、諸=諸派。

=2019/03/07付 西日本新聞朝刊=