料理体験で異文化交流 広がれ、在住外国人との輪 玄海町教委が後押し

西日本新聞

 玄海町に住む外国人と地域住民の友好を深めようと、町教育委員会が料理体験などを通じた交流活動に力を入れている。

 「もうちょっとギューッと力を入れてみて」「そう上手ね」。今月初旬、町民会館で、フィリピンやベトナム出身の女性4人が料理作りを体験した。中でも参加者の興味を引いたのは押しずし。「町食生活改善推進協議会」の女性メンバーの作業を手本に、細かく切ったニンジンやシイタケを交ぜた具をすし飯に入れ、木の型で花やチョウをかたどった。

 昨年11月に町に来た技能実習生のマイ・ティ・ゴックさん(23)=ベトナム出身=は「こんな作り方の料理があるなんておもしろい」と夢中になっていた。

 町では、町内の小中一貫校「玄海みらい学園」は2017年にオーストラリアの学校と姉妹校になり、昨年は留学生を招いた授業やホームステイを行った。

 ただ、町内には大きな企業が少なく、在住外国人は6人(1月1日現在)と、県内自治体で最も少ない。

 町教委では「子どもたちに異文化への理解を深めてもらいたい」として、同学園で外国語指導助手(ALT)を務めるフィオーナ・ドゥエル・ケイトさん(28)=オーストラリア出身=によるワークショップを開催。保護者も参加し、一緒に英語を楽しんだり編み物を学んだりしている。

 今回の料理体験は、活動の輪を広げるのが目的で、今後は、外国人が一緒に参加できるイベントを幼稚園などで開き、交流の拡大を目指すという。

 料理体験で、参加者たちと異文化談議に花を咲かせていたフィオーナさんは「新しい友だちが増えてうれしい。ちょっと田舎だけど、子どもから大人までみんな親切で温かい町ですね」と笑顔で話した。

=2019/03/10付 西日本新聞朝刊=

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