二本煙突や竪坑櫓、香春岳…ゆっくり流れ 車窓も料理も特別感 平成筑豊鉄道「ことこと列車」

西日本新聞 筑豊版

 「日本一ゆっくり走る観光列車」をコンセプトに、21日から運行開始する平成筑豊鉄道の「ことこと列車」の報道機関向け試乗会が、9日行われた。ステンドグラスや組子、寄せ木細工をあしらった車内で、ゆっくり流れる田園風景とフレンチが楽しめる。

 列車は直方駅(直方市)から行橋駅(行橋市)まで3時間20分かけてゆっくりめぐる。この日は短縮コースとして、途中の金田駅(福智町)から出発した。

 地元食材をふんだんに使った料理は6品。福岡市の人気レストラン「ラ・メゾン・ドゥ・ラ・ナチュール・ゴウ」オーナーシェフの福山剛さんが監修する。1品目のオードブル「ことことボックス」の後に提供される新タマネギのジュレは、直方市のタマネギで作られる。タラとふきのとうのフリットは、衣に竹炭を練り込み石炭をイメージ。メーンの和牛ホホ肉の煮込みはドリアと一緒に提供され、デザートは田川市発祥のチロルチョコをイメージしたガトーショコラだ。ドリンクも、「福智☆リッチビール」や英彦山サイダーなど地元産をそろえる。食材や料理の内容は季節によって変えていくという。

 車窓からは、二本煙突や竪坑櫓(たてこうやぐら)、香春岳など田川地区のシンボルが望める。普段なにげなく見ている田園風景は、組子と寄せ木細工をふんだんに使った豪華な列車の車窓から眺めると、特別に思えてくる。

 土、日、祝日に1日1便、年間120日程度の運行を予定。一人1万4800円。席が必要ない6歳未満は無料。9月末までの予約を受け付けている。JTB九州MICEサポートセンター=092(751)2102。

=2019/03/10付 西日本新聞朝刊=

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