復活20年 節目の野焼き 竹田市の坊ガツル湿原

 くじゅう連山に囲まれた竹田市の坊ガツル湿原で16日、野焼きがあった。「坊ガツル野焼き実行委員会」(弘蔵岳久会長)主催で、今年は復活してから20回目の節目の野焼きとなった。人の背丈ほどに伸びたススキや下草に火が放たれると、オレンジ色の炎が立ち上り、33ヘクタールの大地を黒く焦がしていった。

 野焼きは、雑草や害虫を駆除して新たな芽吹きを促すために行われる。同湿原での野焼きは後継者不足を理由に30年以上中止されていたが、湿原が荒れるなど影響が深刻化してきたため、地元自治体や湿原周辺の山の一部を管理する九州電力グループが協力して2000年に復活した。

 16日は積雪により4時間遅れの午後2時に火入れを開始した。実行委メンバーが風の向きや強さを読みながら、5カ所に分かれて点火。勢いよく燃え広がった。初夏には新緑に変わり、周辺ではミヤマキリシマが咲き誇る。

 多くの登山客がテント泊する坊ガツル。弘蔵会長は「野焼きを20年間続け、湿原はとてもきれいになった」と話していた。

=2019/03/18付 西日本新聞朝刊=

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