鞍手高吹奏楽部が60周年 OBと現役部員24日記念演奏会 直方市

西日本新聞 筑豊版

記念演奏会に向けて練習する鞍手高吹奏楽部OBと現役部員たち 拡大

記念演奏会に向けて練習する鞍手高吹奏楽部OBと現役部員たち

 鞍手高(直方市山部)吹奏楽部が創部60周年を迎え、OBでつくる「永遠会吹奏楽団」(中西淳二団長)が24日、同市山部のユメニティのおがた大ホールで現役部員とともに記念演奏会を開く。同会は「節目を機に、OBと現役部員がスクラムを組み、鞍高の音を奏でたい」と力を込める。

 ステージは同会の第23回定期演奏会ともなり、約70人で編成する。毎週土曜日などに校内の吹奏楽部練習場の研修館に集まり、特訓を重ねる。中西団長は、OBと現役部員が音を合わせる光景に「部員の音楽のふるさとが常にここにある、との思い」と話す。

 第1回定期演奏会以来、22年ぶりに参加するという名古屋市在住の坂田久美子さん(50)は9日の練習に加わり、「帰ってくる場所があるのはうれしい。同じ学びやで育った人たちとともに、楽しく吹きたい」とクラリネットの音に磨きをかける。

 同校吹奏楽部は1958年に創部。楽器も練習場所も十分でなく、指導者もいない中でのスタートだったという。徐々に力をつけ、90年代以降、クラリネット七重奏などでアンサンブル九州大会金賞受賞、全日本吹奏楽コンクールや全国高校総合文化祭マーチング部門出場などを重ねてきた。

 記念演奏会では、天皇、皇后両陛下の結婚を祝って作られた「祝典行進曲」(團伊玖磨作曲)や映画「タイタニック」から着想を得たとされる「マードックからの最後の手紙」(樽屋雅徳作曲)など十数曲を演奏。指揮者で音楽監督の辰井正明さん(53)は「いろんな年代の方々に楽しんでいただける曲ばかり。新たな挑戦をしたい」とタクトを振る。

 開演は午後2時。入場料は一般前売り500円ほか。小学生以下は無料。

=2019/03/23付 西日本新聞朝刊=