無投票当選九州68選挙区 県議選告示 総定数353 過去最多の112人

西日本新聞

 第19回統一地方選は29日、九州7県を含む41道府県議選が告示され、3062人が届け出た。うち612人が無投票で当選。総定数2277に占める比率は26・9%で、過去最高だった前回2015年の21・9%を上回った。女性候補は389人で微増。九州の7県議選(総定数353)には計459人が立候補し、過去最少だった前回をさらに32人下回った。7県の計146選挙区のうち、無投票は過去最多の68選挙区に上った。この日は福岡、熊本など17政令市議選も告示。既に告示された知事選とともに4月7日に投開票される。

 少子高齢化が進む中、人口減対策や地域振興策などを争点に論戦が展開されそうで、夏の参院選をにらみ各政党は支持拡大に全力を挙げる。

 九州7県議選の立候補者の内訳は、前回から現職が9人増えて310人だったのに対し、元職は6人減の10人、新人は35人減の139人。女性は5人増の44人で、全体の9・6%を占めた。

 党派別では、自民が224人(前回比2人増)でトップ。前回41人を擁立した旧民主党はなくなり、立憲民主は13人、国民民主は29人をそれぞれ立てた。公明は27人(同1人減)、共産は20人(同9人減)、維新は2人(同7人減)、社民は10人(同4人減)、諸派は3人(同2人減)、無所属は131人(同12人減)だった。

 県別では、福岡123人▽佐賀45人▽長崎62人▽熊本60人▽大分55人▽宮崎46人▽鹿児島68人。

 無投票選挙区は、前回より5増え12選挙区となった熊本と、1増して7選挙区の佐賀が過去最多。長崎の7選挙区は過去最多タイだった。選挙区の6割近くが無投票の熊本をはじめ佐賀、大分、宮崎4県は、半数以上で有権者に投票の機会がなかった。総定数353に対し、無投票当選者は過去最多の112人。

 政令市議選は総定数1012に対し、1396人が届け出た。うち女性は296人。割合は21・2%で過去最高だった。

=2019/03/30付 西日本新聞朝刊=