当たり前の素材の美味 福岡・梢庵のマフィンとクッキー

西日本新聞

 商品としておいしい食べ物を作るに当たり、それを自分が作る意味はあるか、にこだわったという。

 マフィンは2種類=写真。朝マフィン(税込み300円)は、しっかりとした朝食用に、大きめでどっしり感のある作り。午後マフィン(同250円)はアフタヌーンティー向けに小ぶりでふんわり食感だ。

 福岡県朝倉市の農家が手掛ける無農薬栽培小麦を自力でひいた全粒粉、豆乳、塩こうじ、甘酒を用いて焼き上げる。自家栽培フルーツで季節感も演出する。

 クッキーは、短冊形の「はちみつ琥珀(こはく)」「カタカタココア」、丸くてかわいい「ボウロ」(いずれも税込み400円)が定番。香辛料を隠し味に、ちょっと固めの歯応えが特色だ。

 福岡市を中心に料理・スパイス研究家として活動しているCozue(コズエ)さんが、一念発起して開業した工房兼ショップ「梢庵(しょうあん)」でこしらえている。

 広告代理店に勤めていた頃、料理が上手になりたいと調理師免許を取得した。せっかくの資格を生かしたいと独立の道を選んだ。

 基本は「当たり前の素材をきちんと使い、工夫を凝らしておいしく仕上げる」。卵、バター、牛乳などを使った逸品は、既に世の中にたくさんある。でも「健康志向」一辺倒じゃ面白くない。あくまで自分が作る意味がある、を目指す。

 だから、特に朝マフィンは出来たてを食べてほしいと、朝から焼いた分だけの対面販売に徹し、売り切れたらごめんなさい、だ。

 ▼梢庵 福岡市中央区渡辺通5の9の4、フラワーマンション304。朝マフィンは月曜午前8時から(祝日の場合は翌火曜)。他は金、土、日曜の正午~午後5時。同マンション1階入り口に看板が出ていたら営業中。新たな挑戦のため5月6日で一時閉店し、秋に移転再オープン予定。

=2019/03/30付 西日本新聞夕刊=

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