「弁当の日」映画化 共感者が企画、ネットでも資金募る

西日本新聞

 子どもたちに弁当作りを通し、周囲への感謝や自立心を育ててもらおうと全国の学校に広がる「弁当の日」がドキュメンタリー映画になる。取り組みに共感する人たちが製作委員会を組織して企画。多くの人が関われるよう5千円ずつのクラウドファンディングでも費用を募り、弁当のような味わいと愛情あふれる映画を目指す。4月から福岡県の中学校などで撮影に入り、来年秋ごろ完成させる予定だ。

 弁当の日は2001年、香川県の小学校長だった竹下和男さん(69)が始めた。親の手を借りずに子ども自身が献立、買い出し、調理をして学校に持ち寄って食べる。食材や料理の作り手に思いを寄せることによって生きる力を育み、家庭にも変化をもたらす成果に注目が集まり、少なくとも2300カ所の小中高校・大学が実践したという。本紙は06年、連載「食卓の向こう側」で特集した。

 映画では九州・山口の先進校の例に加え、竹下さんのインタビューも盛り込む。監督は西日本新聞編集委員の安武信吾氏。安武氏は映画「はなちゃんのみそ汁」の原作者で、これを監督した阿久根知昭さんが監督補として支える。安武氏は「弁当の日は家族や地域を幸せにする手段の一つ。映画を見た人が行動を起こしたくなる作品にしたい」と語った。

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 製作委員会には西日本新聞社も加わる。西鉄ストアやシャボン玉石けん、全労済熊本推進本部などの企業・団体が協賛する。ホームページはhttps://bento-day.com

=2019/04/01付 西日本新聞朝刊=

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