「歴史の瞬間に立ち会えた」 新元号「令和」発表 ゴム印に注文、記念菓子考案も

西日本新聞 筑豊版

 新元号「令和」が発表された1日、筑豊地区でも「歴史の瞬間に立ち会えた」など喜びの声が上がった。

 飯塚市の本町商店街にある縄田履物店が設置するテレビの前には、十数人の買い物客が集まり、発表の瞬間を待った。菅義偉官房長官が「新しい元号は令和であります」と発表すると、「おー」と驚きの声が上がり、スマートフォンで撮影する人もいた。

 70代の女性は「昭和の『和』が使われるとは思わなかった。響きは良いけど、書きにくいかもしれない」。市内の中学3年、安藤佑真君(14)は「平成生まれなので平成が当たり前だった。慣れるのに時間がかかるかな。なかなかない瞬間を見ることができたのはうれしい」と話した。

 同市飯塚で印鑑やゴム印を扱う中田友文堂には元号発表後、令和のほか、文書などに書かれた平成の文字を修正するゴム印の注文が数件あったという。中田資明さん(71)は「平成の時は一気に注文があったが、今回は元号が変わるまで1カ月ある。今後、注文が増えるだろう」と予想する。

 明治に創業した嘉麻市の山田饅頭(まんじゅう)本舗は、五つの時代をまたぐことになり、4代目の財津仁志社長(39)は「背筋が伸びる思いがした。明るいイメージを持った。お祝い事などで買ってもらえるようなお菓子を発案し、後世にも残していきたい」と話した。

 平成元(1989)年設立の第三セクター、平成筑豊鉄道(福智町)。青佐康広総務部長は「元号が何であろうと、安全に人を運び、地域に幸せをもたらすという役割は変わらない。沿線の人たちに『へいちく』として親しまれているので、今のところ社名を変えることは考えていない」と語った。

=2019/04/02付 西日本新聞朝刊=

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