日通、県の借地過小申請 輸出用木材置き場面積 使用料年300万円安く 鹿児島・串木野新港

西日本新聞

 鹿児島県いちき串木野市の串木野新港で、物流大手の日本通運(東京)が、海外輸出用の木材の置き場で使用面積を過小に県に申請していたことが分かった。県は違反を確認。「使用料の節減を図っていた」として日通に是正を指導した。違反はここ数年、常態化していたとみられ、年間300万円ほど使用料を浮かせていた計算になる。

 同港は鹿児島県が管理。敷地使用の申請と許可は1カ月ごとに行われる。県の説明では、2013年10月から日通に対し、木材を置く敷地使用を許可。14年9月、日通から「木材と木材の間の通路部分は運搬車両などが通行する場所であり、実際に木材を置いて使っていない」として、申請を木材の置き場のみの面積に切り替え、県も認めた。

 今年3月、県に「日通が『通路部分』と申告したエリアに丸太が置かれている」との情報が入り、現地で県が違反と判断した。

 日通が使っていた敷地の面積は約1万4千平方メートル(サッカーコート2面分)。全体面積の使用料は月約82万円。しかし、「通路部分」の面積を算入しないことで使用料を月約25万円安く抑えていたという。

 敷地使用を申請する日通川内支店(同県薩摩川内市)は西日本新聞の取材に「申請通りにしていなかったのは事実。木材を置く業者との意思疎通がうまくいっていなかった」と話した。

 県は確認を怠っていたこともあり、使用料の追加徴収は考えていないという。同支店は4月から通路を省く形でなく、敷地全体を借りる申請に変更した。

=2019/04/04付 西日本新聞朝刊=

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