地下鉄車両から煙 福岡・中洲川端駅 停止3時間4.2万人影響

西日本新聞

 4日午後8時20分ごろ、福岡市博多区の市営地下鉄中洲川端駅で、「車両から煙が出ている」と駅員から119番があった。けが人はなかった。この影響で同駅を経由する空港線と箱崎線の全線と、地下鉄から接続するJR筑肥線の姪浜-筑前前原間が約3時間にわたり運転を見合わせた。市交通局によると81本に運休や遅れがあり、約4万2900人に影響が出た。

 市消防局によると、消防隊員が現場に到着したときに煙は確認できなかった。この電車に乗り合わせた本紙記者によると、福岡空港行き電車が中洲川端に到着する前に爆発音がして車内の電気が消えた。ホームには焦げた臭いが充満し、駅では車両から降りた乗客らが一斉に構外へ避難した。50代の男性会社員は「パンという音がして、電車が止まったのでびっくりした」と話した。

 地下鉄が止まったため、各地で帰宅に困る人が続出した。福岡市中央区の天神駅は運行状況を駅員に確認する人であふれた。同市西区の中山公康さん(81)は「タクシーで帰るわけにいかないし、再開を信じて待ちます」と話していた。

 福岡空港ではタクシーを待つ人で長蛇の列ができ、博多駅まで徒歩で向かう人も。市交通局から依頼を受けた西鉄バスが午後10時半ごろから、JR博多駅行きの無料臨時バスを約20台運行。羽田空港から到着しバスを利用した同市西区の大学生、小野健さん(21)は「博多駅から最寄り駅までのあてがない。明日朝から就職活動だから早く帰りたい」と途方に暮れていた。

=2019/04/05付 西日本新聞朝刊=

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