カネミ油症事件50年―記念誌発行を五島市が計画 事件の経緯や課題まとめる

西日本新聞

 五島市は5日、同市などで被害が相次ぎ、昨年発覚から50年を迎えた国内最大の食品公害「カネミ油症」について、事件の経緯や課題などをまとめた「油症事件発生50年記念誌」を作成すると発表した。来年3月までに800部を発行する予定という。

 記念誌は、根本的な治療法が見つかっていない中、50年以上たった今でも、被害者が求める「油症2世」を含む未認定患者の救済や支援策の拡充が課題として残っていることを訴える内容になる。健康被害のむごさや被害者の手記、事件発覚から50年に合わせ、昨年11月に同市で行われた「油症の経験を未来につなぐ集い」の報告などが盛り込まれる予定。

 被害者や学識経験者、市などで組織する記念誌編さん委員会が編集する。市内の小中学校にも配布し、事件の継承にも役立てるという。

 3月末現在の県内在住の認定患者は461人で、そのうち五島市在住は278人。

=2019/04/06付 西日本新聞朝刊=

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