福岡、大分知事選きょう投開票 各地で「最後のお願い」

西日本新聞

福岡県知事選候補者の最後の訴えに、耳を傾ける市民たち=6日夜、福岡市・天神 拡大

福岡県知事選候補者の最後の訴えに、耳を傾ける市民たち=6日夜、福岡市・天神

 統一地方選前半戦は6日が最終日。福岡、大分の両県知事選候補者計6人は、週末の人出でにぎわう市街地などで「最後のお願い」に駆け回った。大物政治家が来援した陣営もあり、マイクが使える午後8時ぎりぎりまで繁華街に支持を訴える声が響いた。

 福岡知事選は、自民分裂による激しい選挙戦となった。無所属新人の篠田清氏(70)=共産推薦=は午後7時半すぎ、福岡市・天神の福岡パルコ前で最後のマイクを握った。通行人に手を振りながら、「安倍政権と財界言いなりの自民、公明中心の県政を、県民の命と暮らし第一の県政に変える」と力説した。

 無所属新人の武内和久氏(47)=自民推薦=は同市中央区の複合施設前で最後の訴えに臨んだ。「少子高齢化というピンチをチャンスにする」と福祉分野の産業創出をアピール。麻生太郎副総理兼財務相や高島宗一郎市長も登場し、支持を呼び掛けた。

 無所属現職の小川洋氏(69)は福岡市の博多駅前や天神などで街頭演説。その後、市街地の商店街を練り歩きながら、店主や買い物客らと握手を交わした。商店街の時計台下で行ったマイク納め式で「県民の声を大切に、身を粉にして働く」と力を込めた。

 「与野党対決」となった前回選挙から一転、事実上の与野党相乗りとなった大分知事選。共産新人の山下魁氏(42)は大分市内の商業施設やJR駅前で街頭演説を重ね、現県政を「大企業優遇で安倍政権の言いなりだ」と批判。福祉の充実や雇用増大などを訴えた。

 無所属現職の広瀬勝貞氏(76)は出身地の日田市などで遊説し「地方創生や災害対策に取り組みたい」と強調。大分市で開いた最後の集会には、元首相の村山富市氏も駆け付けた。

 無所属新人の首藤淑子氏(52)は独自の戦いを繰り広げた。

=2019/04/07付 西日本新聞朝刊=