「忖度」発言、麻生氏は沈黙 共産推薦候補は攻勢

 山口県下関市と北九州市を結ぶ下関北九州道路(下北道路)建設計画を巡る「忖度(そんたく)」発言の舞台となった福岡県知事選は6日、最終日を迎えた。自民党麻生派の塚田一郎参院議員が国土交通副大臣を辞任したことを受け、下北道路に反対してきた共産系新人は訴えに熱がこもる一方、計画推進派の自民系新人と現職の陣営は言及を避けた。

 共産推薦の篠田清氏は福岡市・天神での街頭演説で「(忖度発言は)真実を語ったと考えている」と触れ、「利益誘導型の政治がまかり通っていいのか」と批判。「無駄な大型開発、忖度政治を県政から一掃していこう」と声を張った。

 塚田氏が意向を忖度した相手として語った麻生太郎副総理兼財務相はこの日、福岡入り。福岡市内などで自民推薦の武内和久氏の応援演説に立ったが、一連の問題には一切言及しなかった。武内氏の選対本部長で、塚田氏への陳情に同行していた大家敏志参院議員は記者団に「(塚田氏)本人が言った通り、事実ではない。国政の停滞と行政の信頼を失った」と説明した。

 計画推進を国に求めてきた現職の小川洋氏は、国直轄で調査費が付いた直後は「実績」としてPRしていたが、この日は控えた。陣営幹部は、福岡入りした麻生氏が問題に触れなかった対応について「政治責任をもっと感じるべきではないか」と指摘した。

=2019/04/07付 西日本新聞朝刊=

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