前長崎大病院長の増崎英明さん ノンフィクション作家最相葉月さん 妊娠・出産を巡る対談を出版

西日本新聞 医療面

 前長崎大病院長の増崎英明さんとノンフィクションライター最相葉月さんが「胎児のはなし」=写真=を出版した。40年以上、産婦人科医療に携わってきた増崎さんに、生徒役の最相さんが妊娠・出産にまつわる多様な質問をぶつけていく。

 増崎さんは長崎大卒業後、北九州市立八幡病院などを経て、2006年から同大医学部産婦人科教授、14年から19年3月まで同大病院長。科学に詳しい最相さんは「絶対音感」「青いバラ」などの著書がある。最相さんが増崎さんの講演を聴き、対談を持ちかけて出版に至った。

 胎児は母体内で1日に700CCほどおしっこし、それを自分で飲んでしまうなど、技術の進歩で分かった胎児の様子が浮かぶ。一方で「出生前診断はすべきか」など難しい問題も解き明かす。

 増崎さんはこう締めくくる。「胎児はこんなにがんばって生まれようとしているんだっていうことをこの本で知っていただくことで(中略)やっぱり命ってすごいんだ、大切にしよう、という方向になればいいなあ」

 四六判、320ページ。2052円。ミシマ社=075(746)3438。

=2019/04/01付 西日本新聞朝刊=

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