HTB、IR用地を提供 地元自治体と基本合意

西日本新聞

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致を目指す長崎県と同県佐世保市、同市の大型リゾート施設ハウステンボス(HTB)は8日、HTBの一部30ヘクタールを候補地とし、誘致に成功した場合は売却することで基本合意したと発表した。

 候補地は大村湾に面した園西側のホテルヨーロッパなど三つのホテル、美術館のあるパレスハウステンボスを含む一帯。敷地全体の約5分の1に当たる。IRの整備計画が政府に認定されれば、HTBは候補地を市に売却。県が選定するIRの運営事業者が買い取り、大型ホテルやカジノ、国際会議場などを建設する。

 HTBであった記者会見には中村法道知事、朝長則男市長、沢田秀雄HTB社長が出席。政府はIRの立地地域選定に関する方針を今年夏に公表する予定で、朝長市長は「(政府の要件を満たす)用地の確保で、他地域と戦える準備が整った」と強調した。沢田社長は「全面協力する」と述べた一方、運営事業者としては「手を挙げない」と表明した。

 3月に閣議決定されたIR整備法施行令は、客室総面積が10万平方メートル以上のホテルや国際会議場、展示場の併設を条件としている。長崎以外にも大阪府・大阪市や和歌山県が誘致を進めている。

=2019/04/09付 西日本新聞朝刊=

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