最近は役所を取材すると、口頭では答えても詳しい資料は提供してもらえないことが多い

 最近は役所を取材すると、口頭では答えても詳しい資料は提供してもらえないことが多い。記事化の際にミスしないためにも「紙」があれば助かるのだが、やんわり断られる。個人情報の保護は分かるが、情報公開請求すれば、ほぼ公開されるものなのに。

 先日、大阪府のホームページを見て、掲載されている情報の豊富さに驚いた。予算編成の過程として事業の目的、対象、成果指標を事細かく表記。要求額、査定額も財源の内訳や積算根拠、明細まで一覧でき、内部資料と見まがうばかり。専門性が高く一般にはなじまないかもしれないが、「隠し立てしません」という無言の迫力さえ感じる。

 徹底した情報公開は2008年から同府知事などを歴任した橋下徹氏の公約の一つ。橋下氏が生みの親となった「維新」を府民はなお支持し、7日の統一地方選でも勝利した。10年以上続く「人気」の理由の一端が分かった気がする。 (三宅大介)

=2019/04/13付 西日本新聞朝刊=

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